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<はねだしあんドーナツ> なるものを食べている。 近所のスーパーに並んでいた菓子袋品だ。ドーナツ屋さんのドーナツではない。パン屋さんのドーナツでもダメ。 <あん> の入った、和菓子方面のあんドーナツが食べたかったのである。 しかもそれは <はねだし> ときた。<はねだし> などというコトバはウチの三省堂大辞林には載っていないぞ! ビンボー人だからこそ解る単語、増えるボキャブラリーってものもあるのよ。その類の単語がこの <はねだし> だわよね。 他人に理解の出来ないワラヒの感性が、「あぁ、あんドーナッツ喰いてぇ」 と大脳皮質下部だか小脳だか何だかへ伝える。小銭を持って走ったスーパーで <はねだしあんドーナツ> を見つける。「おぉ!これこそアチキが追い求めていたB級の味!」 その感性を強力に裏打ちしてくれるような 『 はねだし 』 なる文字。 コレダ!これである。こんな素敵な出逢いがあるから、人生ってヤメランナイのよね。 ってワケで、あんドーナツ喰いながらマウスを操作してるんだケド、マウスがドーナツの砂糖でざらざら、ベトベト・・・。どこが <はねだし> だかまったく判別のつかないとても立派な、東京カリント株式会社(東京板橋区坂下) の <はねだしあんドーナツ> なのであった。
by flatlies
| 2004-06-20 16:49
| 些細な日常
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